前回、
ついに愛音は、咲也ワールドにはまったお陰で
自ら専属作詞家を引き受けることにしました。
翌日からスタッフとして同行します。
この時点で、
という突っ込みがあると思うんですが
見事にスルーされちゃってます。
しかし、
普通スタッフ追加したら、他のスタッフにも周知すると思うんですが
世界が自分の脳内だけじゃないか?と言う感じの咲也なんで、
ロクに周知してないんでしょう。
ワンフと間違えられて
下っ端のスタッフにつまみ出されそうになります。
まあ、そりゃ当然でしょう。
スタッフを装って
バックステージに侵入する奴がいるわけですから。
結局、咲也が注意して事なきを得るんですが、
ある意味、
な咲也のことですから、
注意したスタッフのその後が気になります。
多分、クビになったのでしょう。
下っ端スタッフとしては、
しかし、ワンフのねーちゃんが一部始終見てました。
ある意味
オウムの集会を彷彿させるほどのライブの雰囲気から察するに
ただごとじゃすまないでしょう。
特に、
いうところも共通してますし。
そして、ファンの反応を見ようと、
愛音は客席で「リュシフェル」のライブを見てました。
そのとき、こんなチラシが。
下記の者はファンの裏切り者です。
個人ルートで咲也に近づき、気に入られようとしています。
みんなで追放しよう!!
そしてその下には、
どうやって調べたのかが謎ですが。
で、それを見た愛音、ショックを受けます。
そりゃそうでしょう。
そして、背後から聞こえてくる声。
「やだっかわいそー落とし込みのターゲットってヤツー?」
「イタ電とか脅迫状が届いたりするらしいじゃん」
「怖いわよねー、ルシファーのファン熱狂的だから」
「あたしの聞いた話じゃ見えないところに一生残る傷つけられた人いるんだって―――」
「追っかけの子無視して咲也に近づくからよー、ムカツク」
「あたしも脅迫の手紙くらい出してみよっかな、ギャハハハハ」
女の嫉妬は怖いですね。
脱線すまん。
さすが、
教祖様が電波だとファンも電波ですね。
で、その後、愛音ちゃんが大変なことに!
イタ電は、闇金の取り立ての如くかかってくるわ。
更にイタ電だけじゃすみません。
学校に行けば、ファンの女からリンチに遭います。
しかも、
「オラッ頭冷やせよ」
「ちょっとかわいいからっていい気になってんじゃねェ!!」
「もう咲也には近づきませんって言いな!!」
さすが、ファンも電波だな。
しかも、今時そんなこと抜かすのは、
田舎ヤンキ−ぐらいしかないと思えるような
台詞の嵐。
格好だけ、今時の女子高生というのが何かミスマッチです。
しかも、学校の中、しかも外でリンチしているという
頭の悪さ。
愛音は、心の中で叫びました。
「苦しい…寒いっ、誰かっ、このままじゃ殺されちゃう!!」
と、そのとき、1台のフェラーリが愛音の前に。
もしや…
車から降りた男は一言。
その男は、なんと咲也でした。
しかも愛音ちゃんの通ってる高校の制服を着ています。
さっそくいじめっ娘を追っ払う咲也。
どうやら愛音ちゃんを守るために、
わざわざ彼女の学校に転校してきたようです。
そして、学校中のみんなが咲也に大注目している中、
愛音ちゃんに学校案内をさせます。
しかし目立つところでリンチやってたわけだから誰か止めろよ。
えらいDQNな学校だな。
こんなDQNな学校でこんな真似したら、さらに愛音は、
全生徒を敵に回してしまうと思いますが。
そこらへんのひとりよがりっぷり。
さる北の国の将軍様を彷彿とさせます。
「それより平気なの?学校に車乗りつけて」
学校に車…というより、
次の一言がまた香ばしいです。
と、いうより、